心がざわついている時。
何も考えたくないのに、頭の中が止まらない時。
そんな夜に、そっと火を灯したくなるのが
フランキンセンス(Frankincense)の香りです。
ATOZのお香《one sec.》ナチュラルシリーズの中でも、かなりの本格派。スモーキーで芯のある香りと、しっかり舞い上がる煙。少し上級者向けと言えるかもしれませんが、心が深く疲れたときほど、この香りはあなたを芯から包み込んでくれるはず。
神聖な時間を体験できるお香として静かに人気を集めているフランキンセンスの魅力を、じっくりと語ってみたいと思います。
フランキンセンスとは?
フランキンセンスは、乳香(にゅうこう)とも呼ばれる天然樹脂。
アフリカ北東部やアラビア半島に育つボスウェリアの木から採れ、5,000年以上にわたり神聖な儀式に使われてきた香りです。
古代エジプトでは、ミイラの防腐や神殿の清めに。聖書では、三賢者がキリストに捧げた香りとして。ローマ帝国では皇帝や祭司の儀式に焚かれていたと言われています。その神聖な香りは、現代でも私たちの内側を静かに照らします。
香りの特徴と体験
フランキンセンスの香りは、スモーキーでスパイシー、そしてほんのりと甘く神秘的。
深く吸い込むと、思考が静まり、心の奥の聖域に戻っていくような感覚に。ゆらぐ煙を眺めているだけで、時間の流れがゆるやかになり、自分の中にある静けさとつながることができます。
こんな効能が期待されています:
・空間と心を同時に清める
・思考を鎮め、集中力を高める
・ネガティブなエネルギーを祓い、結界を張る
・深い瞑想や祈りの時間のサポートに
・眠る前に、心を静かに整えるリチュアルとして
ATOZのこだわり
ATOZの《one sec.》フランキンセンスは、
天然のフランキンセンス樹脂そのものを粉末にして練り込んだ特別仕様。
そのため、他のシリーズよりも煙が多く、最も煙が美しいお香です。香りに奥行きと厚みがあり、ザラザラとした質感、火をつけると樹脂がじゅわりと溶け出す様も美しく、見応えがあります。
ゆっくりと立ちのぼる白い煙は、まるで祈りが空へ昇っていくよう。焚いているその時間さえ、神聖な儀式のように感じられます。一本焚くだけで空気が澄み、辺りが静まり返るような感覚に。
スピリチュアルな背景と意味
フランキンセンスは古来より、
祈り・浄化・再生・守護を象徴する香りとして使われてきました。
煙が天へ昇る姿は「祈りが届く」象徴。
スピリチュアルな観点では、内なる光とつながる、意識を覚醒させる香りとも言われ、心の中のノイズを静め、直感や真実の声を取り戻すサポートをします。
「すぐにリセット」よりも「深く芯から」。外の世界よりも、内側の静けさを求めるときに、表面ではなく、心の奥から気持ちを整えたい方におすすめです。
こんな時におすすめ
・夜、思考が止まらないとき
・深い集中や瞑想をしたいとき
・新しい始まりや節目の夜に
・心をリセットし、自分の中心に戻りたいとき
・身も空間を清めたいとき
ATOZのお香《one sec.》シリーズとは?
《one sec.》のコンセプトは「命の残り時間」。
秒針をイメージしたお香に火を点け、燃え切るまでの時間を自分のために。残された時間を意識して、自分の中心に戻る。大切な時間が詰まった1箱。シリーズは大きく分けて2種類です。
エンジェルナンバーシリーズ
数字が持つエネルギーを香りで表現したシリーズ。香りを通して、自分の流れや気づきを感じ取ることができます。(例:555=変化、777=気づき、888=再生)
ナチュラルシリーズ
自然素材そのものを使った、浄化に特化したシリーズ。素材が持つ純粋なエネルギーをダイレクトに感じたい方へ。(例:ホワイトセージ、フランキンセンス、サンダルウッド、パロサント)
ナチュラルシリーズの違い、特徴をもう少しご説明しますね。
one sec.|ナチュラルシリーズ 香りの個性
🌿💨ホワイトセージ
キーワード:爽やか、シャープ、浄化、即効性
特徴:爽やかでシャープ、瞬間的なクリアリング向き。
ディレクターの感想:スピード、広大な荒野、爽やかに駆け抜ける風。
🔮🧘フランキンセンス
キーワード:神聖、スピリチュアル、深さ
特徴:神聖で深みがあり、思考整理や瞑想に最適。
ディレクターの感想:キンと張った空気。教会、魔法学校のような神聖さ。
🪷🤍サンダルウッド
キーワード:甘さ、やわらかさ、癒し、優しさ
特徴:甘くまろやかで優しい香り。癒しにぴったり。
ディレクターの感想:アジア的で優しく繊細、懐かしく、一番馴染みやすい。
🪵🤲パロサント
キーワード:スモーキー、温かさ、守護、聖なる木
特徴:スモーキー、ウッディ。守られるような安心感。
ディレクターの感想:ガイアって感じがします。母なる大地。とても大きな器
「W焚き」で広がる、香りの世界
《one sec.》シリーズでは、
2本を同時に焚く「W焚き」もおすすめです。
香りが重なり合うことで新しいエネルギーが生まれ、より深いリチュアルの時間を体験できます。今日は、特にフランキンセンスと相性の良いW焚き例をご紹介します。
フランキンセンス × 888 Resurrection
— 再生と覚醒のリチュアル —
888のスモーキーで力強い香りが、
フランキンセンスの透明な祈りと重なり、
内なる炎を再び灯します。
重厚で凛とした香りの重なりは、もう一度立ち上がりたいときに力強く背中を押してくれます。焦りや迷いを手放し、意志を再び取り戻したい夜に。
フランキンセンス × 777 Invitation
— 扉を開く、意識の目覚め —
777の神聖で澄んだ香りが空間を引き締め、
フランキンセンスの神聖さと響き合うとき、
見えない導きをよりクリアに感じます。
夢の中に包まれるようなシルキーな香り。誰もいない教会に足を踏み入れた時の、内的な儀式のはじまりの予感。それは、心の奥の扉がそっと開かれていくInvitation。
【おすすめ】フランキンセンス × FULL MOONキャンドル
フランキンセンスは、FULL MOONエナジーキャンドルとも深く響き合い、豊かな時間を生み出します。
FULL MOONキャンドルは、イランイランとガーデニアに、フランキンセンスの芳醇な香りがブレンドされた官能的な香り。フランキンセンスと一緒に灯すと、空気がやわらかく変わっていくのを感じられるでしょう。
また、キャンドルのトッピングにもフランキンセンスが使われています。
・満月や節目の夜に
・女性性や感受性を高めたい夜に
お香の煙とキャンドルの光の重なり合い。
ぜひお試しいただきたい組み合わせです。
最後に
深呼吸を忘れてしまうほど、忙しく流れる日々の中でも、意図的に神聖な時間を作ってみる。その時間がきっと、芯からあなたを強くしてくれるはず。
思考ではなく感覚に浸る聖なる時間を、ぜひ体験してみてください。
ATOZの《one sec.》フランキンセンスが、あなたの日常に祈りと再生のリズムをもたらしますように。